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July 31, 2012

女性の肉体の美しさ

前回、インド映画「ロボット」におけるヒロイン
アイシュワリヤー・ラーイの美しさにちょっと触れました。

最初のうちはそれほど美人とは思わなかったのですが、
彼女の動きや踊りを見ているうちに、どんどん彼女の
美しさを意識するようになっていったんですね。

腰のくびれ方を含む体のライン、
その美しさをわかった上での体の動かし方。
それがとても上品で艶めかしくて、時にうっとりとしてしまう。
「女性の体ってきれいだな~」と、しみじみ思ってしまいました。

その数日後、今度は渋谷のBunkamuraで
「クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち」という映画を見ました。

こちらは、パリのナイトクラブ「クレイジーホース」を
舞台にしたドキュメンタリー。そこで披露されるヌードダンスの
映像もふんだんに盛り込まれていたのですが、
それがとにかくすごかった!!

エロチックさを交えながら、女性の肉体を本当に
芸術品のように見せている。とにかくその美しさに
圧倒されます。

あまりに芸術的で美くしすぎるので、あのヌードショーは
男性より女性の方が受けるんじゃないかな?
男性でも、ゲイとか年齢いった人とか、女性に対する
性的欲求が薄い人の方が受けるかも。

それにしても、あのダンサー達はすごい。
裸体だから誤魔化しようがないし、あれだけの肉体を
作って維持し、踊って、表現するのってかなり大変だと思います。
彼女達のダンサーとしての寿命ってどれくらいなんだろう。

しかしこの作品、ダンス自体はとても美しかったのですが、
作品全体の作りが淡々としているので、途中で寝てしまった…。
もうちょっと短くテンポよく、メリハリがあればいいのに。
ショーは、今度パリに行くことがあったらぜひ生で見てみよっと。

女性の肉体の美しさをしみじみ感じた日々でした。

July 30, 2012

素晴らしきインド映画「ロボット」

恵比寿の写真美術館に、インド映画「ロボット」の完全版を
見に行ってきました。

一昔前「ムトゥ 踊るマハラジャ」が大ヒットし、
インド映画と言えば、「長い」「突然踊りだす」というイメージが強い。
実際、去年の6月インドに行った時に、移動のバスの中で
流れていた映画でも、なんかいきなりみんなで踊りだしたし。

今回は、予告編を見た相方がぜひ見たいと言うので行ったのですが、
177分(!)という長さに最初私はひるんでおりました。
でも見てみたら、いや~~~、おもしろかった~~~!!!

とにかくスケールが半端ないです。
本編はインドが舞台なのに、何故か唐突にブラジルや
マチュピチュ(!)で踊りだすし、その踊りも素晴らしい。

最後のアクションシーンもすごい迫力だし、
全体的にとても質が高く、発想や色んなことが
日本映画でもハリウッド映画でも出てこないようなもので、
かなり楽しめました。

製作費37億円、興行収入100億円を超えるメガヒットと
なったというのもすごい納得。

なんと言っても、ヒロインのアイシュワリヤー・ラーイが
とにかく綺麗。艶っぽい。ロボットが恋に落ちるのもわかるし、
彼女を見てるだけで「美しいな~」と惚れ惚れしちゃいます。

でも、以前ちょっと見た映画でもそうだったのですが、
どうしてインド映画ってヒロインはとても美人なのに、男性主人公は
ちょっとぼっちゃりした感じの中年のおじさんが多いのだろう??

今回のラジニカーントも、いわゆる「イケメン」ではありません。
女性の憧れる「富」を象徴させるには、「若くて細い」より
「ある程度年いっててぼっちゃり」になるのかなぁ。
でも、そんな中年体型のおじさんが本格的に踊っているのもすごい。

あと、「ロボット」見てて意外だったのは、
セリフはすべてインドの言葉(ヒンディー語?)なのですが、
途中でいきなり英語が混ざることがあるんですね。

日本語でも「ノープロブレム」とか会話の中に英語を
混ぜることはありますが(というか、すでに日本語として
使われている)、インドの場合は文章が普通に混ざる。

あの映画の登場人物の生活レベル(かなり高い教育を
受けている富裕層)では、ヒンディー語と英語を混ぜながら
話すのが一般的なんだろうか?なかなか興味深かったです。

今はほとんど上映が終わってしまったみたいですが、
DVDになったら一見の価値はありますよ!

July 28, 2012

暑い日の冷し中華

今さら私が改めて書くことでもないですが、
毎日ほんっと暑いですね。

仕事の無い日は、日中はなるべく外に出ないで
夕方多少涼しくなったらやっと買物に行きだす……なんて、
まるで東南アジアや沖縄での暮らしみたい。

うちは結構風通しがいいので、
家にいる時は昼間は扇風機だけで過ごせているのですが、
問題は夜。

雨戸やカーテンを閉めて調理するし、相方も帰ってきて
人口が2倍になるし(1人が2人になるだけですが)、
すっごく蒸して汗だくだく。
さすがに冷房つけないとやっていけません。

こう暑いと、トマトやキュウリやスイカなど、水分多くて
体を冷やす野菜や果物を美味しく感じます。

Photo

そしてこちらは、先日突発的に無性に食べたくなって
お昼に食べた、冷し中華。

昔は夏と言えば冷し中華でした。
母もよく作ったし、ほとんどのラーメン屋さんで
(中には蕎麦屋でも)夏は冷し中華を出していました。

でも、つけ麺が台頭してきた頃から、暑い夏にラーメンの代わりに
つけ麺を食べる人が多くなり、冷し中華は一時期すっかり
下火になりました。私も何年も食べなかったし。

でもなんか最近、冷し中華が無性に食べたくなるんですよね~。
日本が暑くなりすぎているから、体が酢を求めているのかも。

ちなみにこの冷し中華は、実家の近くにある中華そば屋さんの。
ゆでもやしやキュウリなど野菜がてんこ盛りでとってもヘルシー。
ただ、ちょっと酸味が強過ぎたかな~?

この夏はあちこちの冷し中華を巡ってみようかしら。

July 26, 2012

ウェブでのコミュニケーション

フジテレビ「奇跡体験!アンビリバボー」でまたまた通訳させて
いただいている姿が映っていたことから、何件かメールや
お電話をいただきました。こういう時に、最近連絡をとってなかった
友人から連絡をもらうとやっぱり嬉しいなぁ。

昔々、私がホームページを始めた10年ほど前は、
ネットをやってる人も少なく、しかも私の日記
(ブログなんてなかった)や掲示板(懐かしい!!)を
見る人なんてほとんど知り合いだけでした。

なので、「○月○日放送の番組で通訳してるから、
チラチラ出るかも!見てみてね~♪」なんて書いたり
していたのですが、今はテレビに限らず極力仕事のことは
書かないようにしています。

基本、通訳は裏方だし、何月何日に私がどこにいたと
わかることで、わかる人には他の情報も伝わってしまい、
私自身の事だけじゃなくなることって多い。

オープンになってる情報など、「これは書いてもいいのかな?」や
「書いて少しでも多くの人に知ってもらった方がいいのかも」と
思うような内容もありますが、色んなことの境界が曖昧なので
知らずにそれを越える可能性もある。

レスをくれる方々は知り合いがほとんどなので、
そういう人だけが読んでると
どうしても錯覚しちゃうんですよね。

昔みたいにホームページや掲示板で言えた時代というのは、
「直接会ったり連絡とることはあまりないけど、
ネット上ではつながってる仲のいい人達」に気軽に情報を
伝えることができました。

でも、今ではそういう手段がないのでちょっと不便。
「わざわざ個人的にメールしたりするほどのことでもないけど
縁のある人だけには伝えたい情報」というのはあるし。

SNSを知人限定にクローズドなものにすると、
誰をそこに入れる・入れないかが厄介だし、
それだったら最初からオープンにしといた方が
面倒がないし波風立たない。でも制約は出る。難しい。

時代と共に技術やツールが変われば、
人との接し方、関係の持ち方も変わっていく。
それを柔軟に受け止めて対応していかないとね。

July 16, 2012

塩山・甲府めぐり

上諏訪の次は塩山にある「山県館(やまがたかん)」という
温泉に泊まりました。

こちらは100%源泉かけ流しで、シャワーの水も温泉。
そして飲料水はミネラル豊富な地下水。

駅まで迎えに来てもらって、車で20分ほどの場所にある
宿の周辺には特に何もなく、本当にのんびりゆったり
温泉につかるために行くというような場所でした。

でも、その分山を見ながら散歩したり、自然にもふれられるので
体調崩した時にゆっくりしに来たい感じの宿でしたね。

Photo

写真は、大先輩のお部屋についていた露店風呂。
私も使わせてもらったのですが、信楽焼の湯船の深さ・広さが
1人入るのに丁度よく、この中でのんびり本なんて読んだら
最高だろうな~。

夜は、わざわざ宿に追加で色々頼んで下さり、
誕生日のお祝いをしていただきました。

Photo_2

こちらは、「骨酒」。
日本酒の熱燗の中に、焼いた岩魚が入っています。
こんなの初めて飲みましたが、香ばしくて美味しかったです。
改めて、本当にステキな誕生日をありがとうございました!


翌日、宿を出ると次は甲府へ。
昔、大学時代の友人が甲府の女子校で先生をしていて
何度か遊びに来たことがあるので、懐かしい。
とは言っても、当時と駅が随分変わっちゃいましたけど。

まずは武田神社にお参りに行き、お昼は相方提案で
B級グルメ「吉田うどん」を食べに行きました。

吉田うどんって、その名の通り富士吉田市の郷土料理なんですが、
いつのまにか甲府市にも吉田うどんの店が増えていました。
今回は中でも人気店らしい「源さん」という店に行ってみました。

店内には、常連らしき高校生達が合格した大学の一覧が
貼ってあり、地元密着型のアットホームな良いお店。
味噌のかけが370円でかなりのボリュームですからね、
高校生には嬉しいお店でしょう。

Photo_3

相方が頼んだ、特製にぼしスープに肉卵キャベツ乗せ。
吉田うどんの特徴は、ご覧の通り麺の太さ。
ずるずる食べるというより、1本1本噛みながら食べる感じ。

でもこのうどん、小麦の味がしっかりしてて美味しかった!
スープは、100円高いだけあって味噌より特製にぼしの方が
深みがあって美味しかったです。

この後は甲府駅に戻り、お土産を買って新宿へ。
2泊3日で一通り網羅できて大満足な旅でした。

去年は金沢、今年は上諏訪で過ごした誕生日。
来年はどこで迎えることになるかしら?


July 15, 2012

誕生日の朝は諏訪大社

2日目は、諏訪大社に参拝すべく、タクシーで諏訪大社秋宮へ。
諏訪大社と言えば、大木を斜面から落す御柱祭で有名です。

たまたま、タクシーの運転手さんも御柱祭に参加しているということで、
実際に御柱を落とす「木落し坂」までつれていってくれました。

この写真は、坂の上から撮ったもの。
実物の御柱より小さい物が飾られています。

Photo

実際にその場所を見てみると、
「え、こんなに狭いとこでやるの?!」とびっくり。

テレビで見ていると、広い場所を御柱と大勢の人達が
駈け降りているようだけど、結構狭いし坂の下はすぐ道路。
その向こうには川も流れています。
角度もかなり急だし、毎回死傷者が出るというのもわかるなぁ。

運転手さんが話してくれるのをを聞いていると、
諏訪の人達がこの御柱祭をどれだけ特別に思っているかが
伝わってくる。でも、こうした危険なお祭りが今でも
存在し続けているのがすごい。

Photo_2

こちらは諏訪大社秋宮に奉納されている、御柱。
こんな大きいのが落されるんですからね。
間近で見るとやっぱり迫力ありました。


実はこの日は、私の生まれた日でもありました。
誕生日の朝に諏訪大社にお参りできるなんて、
とても縁起のいいスタート。

しかも、この後移動した塩山でも、
思いがけずパワースポットみたいな場所に迷いこみ、
新たな1年を始めるためのエネルギーもいただきました。

今回年を重ねるにあたり、なんとなく10年前、20年前の
誕生日のことを思い出していました。

20年前は父が他界した年でもあり、
まだ学生だった私は自分で生きるためのお金を稼げる
わけでもなく、自分の無力さを嫌というほど感じて
途方にくれていました。

10年前は、仕事をいただくようになりながらも
これからどうやって生きていったらいいのか迷いの中で、
その答えをみつけるためにも石垣島に通っていました。
誕生日も石垣島で迎えていたなぁ。

そして、今。

過去のことを思い返すと、
「自分、よくここまで生きてこれたなぁ」と
今自分が存在していること自体がすごい奇跡のように感じられ、
ただただ感謝の気持ちになってしまいます。

若い頃はあたり前と思っていた事が、実は奇跡的な事だと
しみじみと感じいるようになりましたね。

5年後、10年後、自分がどんな誕生日を迎えるのか、
はたまた迎えられるのかはまったくわかりませんが、
今年、このような幸せな誕生日を過ごせたことを、
ただただ心より感謝。

その気持ちを、諏訪の神様にお伝えしてきました。

July 14, 2012

上諏訪「古畑」のうなぎ

なんか本当に旅ブログとなっておりますが、
いつもお世話になっている相方の高校バレー部大先輩の
お誘いを受けて、今度は上諏訪、塩山と行ってきました。

上諏訪ってどこだったっけ??と思って調べてみたら、
新宿から特急あずさで1本、松本の手前で蓼科の近く。
松本は出張で行ったし、蓼科は友人の別荘に遊びに行ったし
そう思うとなんか親近感。

でも全員上諏訪は初めてだったので、松本出身の友人から
上諏訪情報をゲットし、それをかなり参考にさせてもらって
あちこちまわってみました。

まずは、お昼前に上諏訪駅に到着すると、鰻の「古畑」へ。
なんとなく「長野だったら蕎麦かな?」と思っていたのですが、
上諏訪は鰻でも知られているらしい。知らなかった~。

回転寿司や家でいただき物を食べることはあっても
「鰻屋さんで鰻」ってすっごく久しぶり。いつぶりだ??

今、週刊モーニングで「う」という鰻漫画をやっていて、
それを読む度に「おいしい鰻食べたいな~」と思うものの、
元来飲むのが好きな私たち。「ご飯物」である鰻屋さんには
あまり足が向いていませんでした。

それが今回久しぶりの鰻屋さん。やっぱりワクワク。
うな重の松竹梅の違いは鰻の量だけというので、
相方は梅、私は松を頼んでみました。

Photo

一番安い松でも、鰻はしっかり乗っています。
結構これで充分な感じ。
そして相方の梅はこちら。

Photo_2

お重が2段になっていて、なんとご飯の間にも鰻が!!
ちなみに大先輩お2人が頼んだ竹は、見た目は松と同じでしたが
そちらも御飯の間に鰻があるという違いでした。

久しぶりに美味しい鰻を食べて大満足の私たち。
その後は腹ごなしに散歩しながら、サンリツ服部美術館
その隣の北澤美術館を見て、日本酒「真澄」の蔵元へ行くという、
まさに友人に教えてもらったところを網羅していったのでした。
くろわん、ありがとう!!

Photo_3

写真は、重要文化財に指定されている片倉館
宿の近くだったので、100人は入れるという千人風呂に来てみました。
サイトの写真で見るより小さかったけど、かなり深くて(立って入る感じ)
面白かったです。上諏訪満喫☆


July 13, 2012

お盆の会話

東京は7月13日がお盆の入りなので、
夕方実家に行って迎え火を焚きました。

Photo

私と母とで「おがら」に火をつけてると、近所に住んでいる
小学1年生の少年が自転車で通りかかりました。
母のことを慕っている少年は、「何してるの?」と
私達の方にやってきました。

「うちのおじちゃんはね、もうお星さまになっているんだけど、
今日おうちに帰ってくるの。その時に迷わないように、
こうして火を焚いて『ここですよ』ってわかるようにしているのよ」

と母が言うと、少年は
「え。おじちゃん、お星さまなの?」と
素直に反応する。そのあまりにピュアな反応が可愛いすぎ。

「今日帰ってくるの?そうやって連絡があったの?」
という言葉に、胸がきゅんとしてしまう。
小学校1年生だとまだこんなに素直なのね~。

「ううん、連絡があったわけじゃなくて、今日はそういう日なのよ」
と母がお盆の説明するのを、真剣に聞く少年。

「本物が帰ってくるの?普通に見えるの?」という質問に、
「ううん、見えないけどね、夢に出てきたり、『あぁ帰ってきたなぁ』って
わかるのよ。いつも守ってくれてるなぁって」と答える母。

それを不思議そうに聞いていた少年は、星つながりで思い出したのか
「ボク、この間お星さまにお願い事したよ。7月7日に」と
言いました。

「へ~。なんてお願いしたの?」と私が聞くと、
「スパイダーマンになりたいって書いたの」とのこと。
なんて健全で正しい小1の願い事だっ!!
でも、最近の子はスパイダーマンなのね~。

あれこれと3人でおしゃべりしているうちに火も鎮火し
迎え火終了。母が「はい、これでおしまい。
一緒に焚いてくれてありがとうね~」と言うと
少年は自転車に乗って帰っていきました。

父が他界して20年目のお盆。
気がつくと、もうそんなに経ったんだなぁ。

July 09, 2012

今年も夏はザ・ニュースペーパー

ノルウェーから帰ってきてからも仕事続きだったのですが
やっとこさっとこ一段落して、ここ何年か私の夏の恒例イベントに
なっている、社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」
博品館ライブに行ってきました。

ニュースペーパー、やっぱり面白い!!
本当に、普通のお笑い番組なんかより全然面白いし、
安心して笑いの世界に入っていける。

実はこの前日、仕事先の会場に社民党の福島瑞穂代表が
いらしていたのですが、そのお姿を見てどうしても
ニュースペーパーのコントを思い出してしまった……。

今回は福島県の相馬市や南相馬市の幼稚園でライブをした時の
映像や(幼稚園でライブってすごい……。園児達ノリノリだったし)、
吉本新喜劇風のコントもあり、2時間あっという間でした。

しかし今回ちょっと政治家キャラのインパクトが弱かったかなぁ。
でもこれはニュースペーパーのせいというより、本物の政治家の中に
キャラのたつ人があまりいないというのもあるかも。
まぁ、日本国民としては、キャラよりも政策・政治力を
求めるとこではありますが。

私の「夏の恒例イベント」と書きましたが、彼らのライブは
別に夏だけというわけではありません。
年間通じて日本全国あちこちでやっていますし、
次回までに日本の情勢が変わればネタも変わる。

今の政治を理解するためにも(?)、ぜひ一度足を運んでみて下さいませ。

July 04, 2012

なかなか衝撃的なお墓の話

「おもしろ話」続きというわけではありませんが、
ベルゲンで聞いた興味深いお話をば。

帰国の日、私たちがホテルから空港へと向かってる途中、
バスは墓地の横を通りました。その時にベルゲン在住の
日本人ガイドさんが教えてくれました。

「ノルウェーでは、30年間はお墓は無料です」

30年間は無料。
というと、その後は有料なの?と思っていたら、
なかなか衝撃的なことをおっしゃいました。

「30年たったら有料になるので、30年になる頃、行政から
『このまま持ち続けますか?』という問い合わせがきます。

なかには『お金を払うのならいらない』という人もいます。
そうしたら、そういう人のお墓は掘り返して整備して、
次の人に提供します。

私の夫の父親のお墓もありません。
30年たって、いるかいらないか聞かれたとき
夫が『いらない』と答えたので、義父のお墓はもうありません」

……う~~~ん。

世界では様々な形の葬儀・埋葬が行われています。
中には本当にびっくりな物もあるのは知っていましたが、
まさかノルウェーでこういうシステムだとは思いませんでした。

「墓」を持たない文化というのは結構あります。
私が昔住んでいたビルマ(ミャンマー)でも、
キリスト教徒や一部の人を除いては個人や家で墓を持ちません。

火葬して骨壺に入れてパゴダ(寺院)に納める人もいるけど、
基本的に死んだら次の生に行くと考えられているので、
遺体は単なる「魂の抜け殻」とみなされてあまり大事にされません。
サナギの抜け殻みたいな感覚ですかね。

でも、一度墓を作っておいて、30年たって家族にいるかいらないかを
聞くというのは初めて聞きました。

ビルマの場合は、「宗教的考え方・しきたり」というのがあるけど、
ノルウェーのこれは単なる行政上の手続きという感じがするというか。
土葬だから、いらない人からは返してもらわないと
土地が足りなくなるというのはあるのだろうけど。

すでにある墓を、「いらない」と言って放棄するのは、
かなり勇気のいることのように感じます(だってもうすでに
家族を埋葬してるのよ)。でも、周りもそうする人が多く、
そういう「習慣」であれば、特に何の抵抗もないのかなぁ。

まぁ、「千の風になって」でも「私はお墓にはいない」と
歌っているし、自分達の心の中にいるからそれでいいという
考えもあるでしょう。

そう思うと、「お墓を守らなければ」と日本で聞かれる言葉は、
やっぱり少数の人たちの1つのしきたりでしかないんだなぁ。
それなら私自身は何を望むか……などと、ノルウェーの森を
バスから眺めながら、最後に考えていたのでした。

13


July 02, 2012

ベルゲンおもしろ話

ベルゲンで撮った写真を何枚か。

10

これ、私が泊まった部屋のベッドです。
こんなベッドメイク、初めて見たのでビックリ。
なんか、人が寝てるみたい。

でも、なんだってこういう風にメイクするのだろう??
いちいち上の布団を広げないといけないので
面倒だったんだけどなぁ。

それに、以前ドイツ、フランスに行った時にも思いましたが、
ヨーロッパのベッドは小さい。
欧米の男性は絶対にはみだすと思うのだけど、
苦情こないのだろうか??

11

本屋に平積みになっていた、村上春樹「1Q84」。
すごいな~、ノルウェー語にも翻訳されて、
ベルゲンの本屋で平積みとは。ノルウェーでも人気みたい。

ベルゲンにも「Sushi Restaurant」は何軒があったし、
「上海・神戸」と書かれたレストランもあったので
(何が出てくるかは不明…)、日本文化は形を変えて
こちらの方にまで広がっているらしい。

ベルゲンでの日本ネタとしてびっくりしたのが、
ある日カフェでコーヒーを飲んでいた時のこと。

ちょっと離れたテーブルに、ヨーロッパ系の男女が3人いて
英語で会話をしていました。
すると、1人の男性が「オレ、日本とっても好きなんだよね」と
いうのが聞こえたので、ついつい耳がダンボになった私。

どうもその男性は、東京にしばらくいた後、日本各地を
旅してまわったことがあるらしい。

その話を聞いていた女性が、
「私、日本のヌードルの中に必ず入ってる、
白くて長いマッシュルームが好きなの」と言うと、
日本びいきの男性がすかさず
「ああ、それはエノキだよ」

………。

いや、はい、確かにそれはエノキでしょう。
しかしまさか、ベルゲンのカフェで外国人がエノキについて
話すところに遭遇しようとは思ってもいませんでした。

「日本はマッシュルームの種類が沢山あるからね。
でも、それはエノキだよ」と男性が言うのを聞いて、
「そうそう、エノキ、しめじ、エリンギ、舞茸、しいたけ、
ナメコ、色々あるのよ~」と心の中でつぶやく私。

もう戻らないといけなかったので早々に店を出ましたが、
彼らの話もっと聞いてみたかったなぁ。

12

そして最後は、ベルゲン空港のお手洗い。
これ、可愛いすぎ!

「男性トイレの表示、あれゲイっぽくない?」と
誰かが言っていましたが、「いや、誰だってああなるよ」との
言葉で終わっておりました。はは。


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